2008/10/25-26 Club@SRX 全国オフ秋の陣

2日目である

あけて26日、例によって朝の空いたワインディングを走ろうと朝練をする参加者がいます。私もその一人。目覚ましは6時にかけておりましたが、同室のtoto氏のケータイが5時からブーブー鳴ってますよ(;´Д`) 本人は熟睡中ですので、勝手に止めさせていただきました(悪)窓の外を見ますと、ガスが深いです。白樺湖はすり鉢状の底なのでガスが溜まるエリアですから、上の方はクリアなことも多いのですが、どうも路面もちょっとウェットのようですしもちょっと寝たいの・・"c(-。-,,)c)~"

6時すぎに下の方から耕耘機の様な音が聞こえてきましたので、あー皆さん行くのね、と私もぽちぽち準備をして出かけます。同室のtotoさんko-jiさんkeiさんは起きる気配もありませんのでじっくりお休みいただきましょう。

旅館の玄関を出ると、ガスっているものの路面はぎりぎりドライな感じです。 誰もいないし(笑) そう、皆さん出発されたみたいで、なおや氏がお見送りしてくれました。「タヌピチさんのキャブが調子悪くて、さらには立ちゴケしてちょっとした騒ぎでしたよ」 さすがはタヌピチさん、またやっちゃいましたか。しかし、立ちゴケも人によっては前回の寅楠さんのように骨折に至ることもあるわけで、さすが、人間の丈夫さは折り紙付きである。(あまり詳しく書くと、ご本人の名誉に関わるので自粛)

さて、私も出発しましょう。霧ヶ峰あたりで先発隊と合流できるかな?などと考えつつ、白樺湖畔を抜けて山に登っていく交差点にさしかかったところ、向こうから一台のSRXが惰性で下りてきているのに遭遇しました。

 

 

あー、どうしたんだろう、ガス欠かな?

 

 

 


あえて名を伏せますが、例のお方です。

「どうしたんですかー?」

「や、ちょっと・・・止まっちゃって」

「大丈夫ですか〜?」

「大丈夫です大丈夫です」

と、氏はバイクを始動しようとキックするのですが、キックするたびに、明らかに尋常ではない金属音がキックギア周辺から聞こえてきます。や、ちょっと、あなた、その音が聞こえないんですか?それ変ですよ?・・・ それでもおかまいなしにキックし続け、エンジンに火が入りました。

 

 

 

 

どどどパンどどどパンパンパンどんどんパンパンどんパンパン、あどんどんパンパンど・・・ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

 

 

 

 

本人いっこうに気にせず(てゆー風に見えたの)さっさと走って行かれました。

 

 

 

(;´Д`)  た・・・タヌピチクォリティだ・・・

 

 

なにせ、周囲に誰もいませんから、誰もいなくなった早朝の交差点でちょっとぼんやりしておりました。まるでタヌキに化かされたような・・・(゚Д゚;) はっ、これって夢?

 

・・・気を取り直して先を急ぎましょう。

 

しかし、少し走ってもガスが晴れず、なんだか雨っぽくなってきました。うーん、合羽は持ってきてないし、路面がウェットになっては朝練しても面白くないし・・・なんて考え、しばらく走ってから決心して引き返すことにしました。

いや、決して、なんか面白いことが旅館方面にあるような気がしたからではありませんことよ!

 

 

 

宿に戻りますと、果たして・・・

 

 

写真部の餌食になっておりましたよヽ(´ー`)ノ

 

 

 

 

 

ちょうど通りかかった廃品回収の軽トラに積んで引き取ってもらうところでした。

 

 

 

 

 


とかなんとか捨てぜりふを残しつつ、ガレージタヌピチへ一目山に帰投するところ。やあ、万一のことを考えてTMR680さんが持ち込んだ軽トラをしっかり活用するところなんか、さすがですね(違

「しかし、沢山バイクを持っていることは持っているんですが、果たして公道走行できるバイクが残っていましたっけねえ・・・」

などと心配をしておりましたときに、かの軽トラはウヲさんにも目撃されておりました。

 


クラクションを鳴らし、にこにこと手を振っていたといいます。


快走するTMRさんの愛情を注いだ軽トラ いい景色ですねぇ(  ̄ー ̄)

 

とまあ、ひと騒動があり、朝ご飯の時間となりました。私、春の全国オフでは朝食がバイキングなのを良いことに、和食と洋食を食べましたところ、ちょいと食べ過ぎたので、今回は控えめに・・・おろ?このパン、皆さん食べないんですか?あなたも?あなたも!仕方ないなあヽ(°▽、°)ノ 

やっぱりちょっと食べ過ぎたかも(;´∀`)

部屋に帰ると、同室のtotoさん、ko-jiさん、keiさんはまだやっと起きたばかりでした。

荷物をまとめてロビーに下りますと・・・


9:32 雨に煙るSRX・・・てか天気予報と違うぜ!


すすむタンは合羽を持ってきていなかったのでした・・・アッコちゃんは眠かったのでした・・・

 


そのとき、目の前を馬が通りすぎました<見たまんまかよ!

 

ざわ・・ざわ・・・

なんだか妙な噂が聞こえてきました。

 

「・・・落としたらしい」

 

「え?朝練組が財布とか?タンクバックとか?」

 

「いや、タヌピチさんが・・・」

 

「・・・ま・まさか・・・」

 

「・・・・・・バイク落としたらしい・・・」

 

えええ〜!!!

 

私、バイクの積載には詳しくないのですが、思えばタイダウンが右フロントと左リアの2カ所にかけてあっただけだったので、TMRさんに

「落っことしたりなんかしてね(笑)」

とか軽口を叩いておったわけですはい。まさか実話になるとわ・・・すんません。私が不謹慎なことを口走ったばかりに・・・( ´ロ`)


Fフォークが縮んでないんでけっこうゆらゆらしてたのさ・・・

 

 

むむむ〜!もはやこれは伝説として語り継がれるべき事象に違いない。

 

 

 

 

 

 

薪がぱちぱちはぜるたき火を火掻き棒で掻きながら、長老はゆっくり話し始めた・・・子供達の顔がたき火に照らされてオレンジ色に染まっている。

長老「お前達が生まれる、ずっと前の・・・遠い昔の話じゃ、うんと昔ののう。まだ世間では石油から精製したペトロールという油を、釜の中で燃やして走る自転車みたいな乗り物・・・そう、なんてったっけ、オート・・バイクとか言うたかのう、そんな野蛮な乗り物がまだ世の中に溢れていたころ、オートバイクの中でも、とびきり頭が悪い輩が集まる全国大会があったのじゃ。ナニが頭が悪いって、わざわざヒロシーマとかフクシーマとか、トトーリから、ここビーナスの丘に集まって来るんじゃから、アタマ悪いじゃろ?しかも彼らが乗っておったオートバイクっちゅうのがこれまたボロで、途中で部品や螺子は落とすわ、雨が降ったら止まるわ、しょっちゅう燃料函を外して気化器をいじらんと走らんとゆうやっかいなシロモノじゃ。」

子供「アタマわるーい!」

長老「これこれ、そう言うでない。本人達はそれでもシアワセだったんじゃ。たまに開かれる全国大会で、そんなアタマ悪い自慢をしたり、いらなくなった部品を交換したり、それなりに楽しんでおったようじゃ。そんな仲間内でも、いろんな逸話を持つ勇者がおってな。毎回毎回なんかしらやらかしては、皆を楽しませるんじゃ。それまでのいちばんの勇者は、アタマに空き缶を2つくっつけた、人の言うことをちーとも聞かないことで有名な勇者イシザーキつう奴だったんじゃが、ある年の全国大会である男は、自分のオートバイクをケイトーラという荷馬車から落っことしたんじゃ・・・アタマ悪いよな。このときからこのタヌピーチが真の勇者になったんじゃ・・・」

子供「勇者なりたくなーい!」

長老「・・・・そうじゃな。さあ、お前達も、財布とかは落としても良いが、オートバイクを荷馬車から落っことす様な大人にはならんようにせんとな。もう遅い。寝なさい」

子供「はーい!」

そのとき、満天の星空に流れ星が流れた・・・

 

ギャハハハ(≧▽≦)〜!!!

 

伝説の勇者タヌピーチに幸アレ! 願わくば、家での正座タイムが2時間くらいで済みますように!奥様!そのへんで許してあげて!顔はやめな!ボディーにしな!(-∧-;) ナムナム

 


でもって、持って来たのがRZ-R なんちゅう人気だ・・・(;´∀`)


ここにSRXのハンドルがひっかかってたらしい・・・

 

さながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じ? や、アッコさんはじめみんなが絵を描けって言うものですから・・・

このへんのくだりは、タヌピチさんのレポもご参考に・・・

さてさて、伝説を作り続ける男、次回もきっとなんかやってくれるに違いありません。さらには、勇者イシザーキの巻き返しなるか、おじさんの興味はつきません。

 


10:42 まだ雨っぽいです。

合羽を着たら負け、みたいな感じわかるでしょう? こんな天気では、予定していた杖突峠へ行っても仕方ない、てんで、旅館のロビーで皆たむろしております。それはそれでゆったりとした良い時間でしたねえ。

上のSRXの持ち主、元ふしぎちゃん、昨日の霧ヶ峰で通りかかった奴を呼び止め、

「へっへっへ〜、このSRX、100万円で売ってあげる!」

そんな無茶な・・・

「え〜?いらないの〜?じゃあ、今晩のジャンケン大会に出しちゃう!」

ええっ!?まじ?

「まじよ〜           あたし付きでぇ!」

 

あわわわ・・・なんかアブナイ人みたいです。

 

「あたし、燃費悪いけど、根はイイ奴なんです〜」

                     〜⊂´⌒∠;゚Д゚)ゝつ

そこへ通りかかった熟年カポー

「あら、このバイクいいわね。ウィンカーが折れてるとこなんかイカスわ。ひとつちょうだいな」

「お、お前、それ何台目だ・・・」

「ん?なあに?(にっこり)」

「いや、ナニも・・・」

「じゃあ、トトーリまで配達お願いね?」

「合点だ!」

ダンナのほうが私に向かってぼそっと呟きました。

「まったくSRXのことになると見境ないんだから・・・あ、今のは聞かなかったことにしてくれぇぇ」

うんうん、わかるよ。ボク誰にも言わないよ。書いちゃったけど。

 

えーと・・・半分以上嘘です(;´∀`)・・・でもって、次の週に早速配達されたそうです。くわばらくわばら・・・

さあ、雨もだんだん上がってきたようです。与太話はこのくらいにして、記念写真を撮りましょう。

皆さんよい顔ですね。ちょっと寒かったけど、また会いましょう!

そろそろ解散です。皆、思い思いの方角に散っていきます。

伝説の勇者に認定されたあの方も・・・

 


片肺ですが何か?

 

もう、このくらいでは誰も驚きませんぞ。なんせこの人は生きながらにして伝説なのですから・・・

 

 

 

 

忘れるものですか。いや、忘れようとしても思い出し笑いがこみ上げてきます。 ( ´,_ゝ`)プッ

 

関東組も皆さんとお別れし、家路につきます。とりあえず私も埼玉組と同行し、麦草峠を越えます。さみーよ、落ち葉がいっぱいだよ、このコンディションが続くと厳しなと思いましたが、山を下りると晴れ間さえ見えてます。助かったナリ・・・


14:00 食事を終え、ここで埼玉組ともお別れです。うなぎって書いてあるけど絵は違うような(笑)


こっからは日帰り参加のnakamura氏と2台で、もちろん下道で帰ります。nakamuraさん、キルスイッチに気づかずキック大会の図

信州峠は車も少なく、快走路でした。韮崎の広域農道を走っていると・・・

 

 



15:47 コスモス畑に遭遇。転倒から復活なった愛機と哀愁漂う男

 


さらに哀愁サービス中ヽ(´ー`)ノ


私の愛機も撮ってあげましょう。哀愁男と。

 

韮崎から甲府、塩山を抜け、R20を走るべく、石和にてガス補給と休憩タイム。少々ハラが減ってきたので・・・

 

 


旅館のお茶菓子を食します<おい!


17:04 あたりは暗くなってきました。さあ、あといくつか山を越えれば帰宅です。(意外に遠い)

R20へ行こうとすると、中央道が通行止めらしく、下道のR20が渋滞しています。仕方なくR137へまわり、河口湖経由のルートを取ります。結局この道は正解で、山中湖〜道志みちもがら空きでありました。nakamuraさんってば、この日は0時に起床したそうで、いったい何時間走り続けるのか、異様にタフな人だなあと。

宮が瀬湖〜厚木に抜け、nakamuraさんともお別れし、小一時間走って21;00に無事帰着しました。

 

娘に言われたおみやげもちゃんと渡しましたよ。ええ。

 

 

や、私、宴会の時にShinjiさんから電気タコメーターをいただいちゃったので、もう、一切荷物を積むスペースが無くなってたのです。ですから、このくらいしか積めなかったんです。ほんとです。

これが意外と評判良かったりしました。よし、次回もこれd・・・・☆Σ (;゜ο`;≡;´ο`;);:☆ バキッ!

毎回ナニかしら楽しい事件があります。これだからやめられませんなあ。皆さん、またお会いしましょうね〜(・∀・)/~~

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